3月7日は「花粉記念日」！

3月7日は「花粉記念日」として知られています。これは、日本で初めてスギ花粉が飛散していることが確認された日を記念して制定されたものです。春になると多くの人が花粉症に悩まされるため、この日をきっかけに花粉症の原因や対策について考えてみましょう。

花粉記念日の由来とは？

「花粉記念日」は、1961年3月7日に東京都内でスギ花粉の飛散が公式に観測されたことに由来しています。当時、花粉症はまだ広く知られていませんでしたが、その後の研究によりスギ花粉がアレルギー症状を引き起こす原因であることが明らかになりました。

現在、日本では約40％の人が花粉症に罹患していると言われています。特にスギやヒノキの花粉は春先に大量に飛散し、多くの人が鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状に苦しんでいます。

花粉症の原因と症状

花粉症は、主に植物の花粉が鼻や目の粘膜に付着し、免疫システムが過剰に反応することで発症します。特に日本では、スギ花粉とヒノキ花粉が主な原因とされています。

主な症状

• くしゃみ
• 鼻水・鼻づまり
• 目のかゆみ・充血
• 喉の痛みや違和感
• 皮膚のかゆみや湿疹
• 頭痛や倦怠感

これらの症状が現れた場合は、早めの対策をとることが重要です。

花粉症の対策方法

1. 外出時の花粉対策

花粉が多く飛散する時期には、できるだけ花粉を体内に取り込まないようにすることが重要です。

• マスクを着用する：高性能フィルター付きのマスクを使用することで、花粉の侵入を防ぎます。
• メガネを着用する：花粉カットメガネを使うと、目に入る花粉を減らせます。
• 帽子や長袖の服を着る：花粉が髪や衣服に付着するのを防ぐため、表面がツルツルした素材の服が効果的です。

2. 室内での花粉対策

外から持ち込んだ花粉が室内に充満しないように、室内環境を整えましょう。

• 帰宅時は玄関で服をはたく：外からの花粉を家の中に持ち込まないようにします。
• 空気清浄機を活用する：HEPAフィルター付きの空気清浄機を使うと、室内の花粉を除去できます。
• こまめに掃除する：床やカーペットには花粉が溜まりやすいため、掃除機をかけたり拭き掃除をするのが効果的です。

3. 食事による花粉症対策

食事の改善も花粉症の症状緩和に役立ちます。

• 乳酸菌を摂取する：ヨーグルトや納豆などの発酵食品は、腸内環境を整えて免疫機能を調整する効果があります。
• EPA・DHAを含む食品を摂る：青魚（サバ・イワシなど）に含まれるEPAやDHAには、アレルギー反応を抑える作用があります。
• ビタミンCを摂る：柑橘類や緑黄色野菜に多く含まれるビタミンCは、抗酸化作用があり、免疫バランスを整えます。

4. 医療機関での治療

症状がひどい場合は、医療機関を受診して適切な治療を受けることが重要です。

• 抗ヒスタミン薬：アレルギー症状を抑える薬で、鼻水やくしゃみを軽減します。
• 点鼻薬・点眼薬：鼻づまりや目のかゆみを和らげる効果があります。
• 舌下免疫療法：長期的に花粉症を治療する方法で、スギ花粉エキスを少量ずつ摂取して体を慣れさせる治療法です。

花粉症と気候の関係

花粉の飛散量は、その年の気候条件によって大きく変わります。特に以下の要因が関係しています。

• 気温が高い年は花粉の飛散量が多い：前年の夏が暑いと、スギの花芽が多く形成され、翌春の花粉量が増えます。
• 降水量が少ないと花粉が舞いやすい：雨が少ないと花粉が飛びやすくなります。
• 風が強い日は花粉が広範囲に拡散：特に春先は風が強いため、花粉症の人にとって注意が必要です。

まとめ

3月7日の「花粉記念日」は、私たちが花粉症の原因や対策を改めて考える良い機会です。スギ花粉を中心とした花粉症の歴史を知ることで、適切な予防策を講じ、快適な生活を送ることができます。

今年の花粉シーズンも万全な対策をして、できるだけ症状を軽減しましょう！